心はきっと思った以上に素直だ
海に行くと心が躍る
磯の香り
さざ波の音
港町の賑わい
見渡す限り続く地平線
わたしにとって馴染みのないものたち
けれど嫌悪感はなく
心に賑わいを与えてくれる
内陸にいると時に地球の広さを
忘れてしまうことがある
頭の中ではここが広い世界のうちのちっぽけな街でしかないことをわかっているのに
山にでも登ったらまた景色は違うのだろうけれども
海に感じるような世界が果てしなく続く感覚はないような気がする
海は多量の海水でできている
その一端に触れただけで世界中のありとあらゆる
海の一部に触れていることになるなんて
壮大ではないか
同じことを思えば
地に手を這わせれば
地球に触れていることになるのだから
それこそ壮大であるけれど
地に足をつけて生きているからか
海に触れた時よりも感動は薄いのやもしれない
地面に背をつけて寝転ぶと空に抱かれている気分になったりしないだろうか
うつぶせになれば、まるで地球の鼓動が聞こえるようだと思ったりしはしなかっただろうか
地球上に生まれ落ちて生きていると
地球という星の上で生きていることを忘れがちだ
当たり前のことだから
けれど海に触れ、大地に触れ、空に抱かれてみると
それがいかに美しく、心洗われるような場所で生きているかが
分かる気がするのだ
試しに土の上とアスファルトの上とで
寝比べてみるといいかもしれない
地球を感じる度合いが大きく異なる
どちらがあなたの心を躍らせるだろうか
木漏れ日に恋した
光があれば影ができる
その光が強ければ強いほど
その影は濃く深くなっていく
風に揺れる木々を照らす陽射し
焼けつくような地面に落とす影
濃淡のある影が
風と共に揺れ動く様は
まるで心の揺らめきのよう
強い光を浴びて輝くこともあれば
深い闇を落とすこともある
光に貫かれることもあれば
闇に落ちることもある
光しかないことはあり得ない
闇しかないこともあり得ない
切っても切れない関係なのだ
光輝いた笑顔も素敵だが
少し陰りのある表情に心惹かれるのは
必然だろう
雨でも晴れでも曇りでも
ヤフオクで安く買ったブーツ
質は大して良くはない
ところどころボロだ
だけど私の足を
雨からも泥からも守ってくれる
晴れでも曇りでも
足取り軽く歩ませてくれる
金具がぼろで少し私の足を攻撃するけれど
ご愛嬌
これからも私の相棒
本日も晴れ
今日も今日とて暑い日です
半開きのサッシから入る生暖かい風と
エアコンから流れる冷たい風の狭間
今日も何かをしようと思いつつ
何もできない心情を
こうして書き綴っているのです
何者かになりたい人生に
飽き飽きしてきた今日この頃
生きていくにはお金が必要で
お金のために働くことが
どうしてもできない私は
またギリギリの生活を送っているのです
シェアハウスに住んでいるのですが
ハウスメイトは勤勉で
今もお金について学んでいました
どうしてそう探求心というか知識欲というか
そういうものを持てるのか
持ち続けられるのか
うらやましい限りです
いつからか
なんでもかんでも諦める癖のついた私は
何かを始めても
それらしい理由をつけては逃げている気がします
人並みにできることもあるし
人ない以上にできることもあると思っているのですが
さらに発展させるための努力をする才能はどうやら皆無のようなのです
とはいえあまり悲観的でもなかったりします
しかしながら悲しくもあります
感情渦巻く脳内に
もう少し我慢強さがあればと思う日々
人と同じように生きることさえままならない
そんな日々に
今日はどう向き合っていこうか
空は今日も痛いくらいに眩しい
ピリリと辛い切情を
初めまして、gingerと申します
この世を渡っていくにはちょっと足りない部分の多いもので
ピリリと辛い人生の味を噛みしめながら
心内から広がるじんわりとした温もりを感じながら生きております
共感も同情も得られぬこともあるでしょう
そんな人生の方が面白いこともあるでしょう
どうせ最後は灰となるのです
それなら面白おかしく生きてみようじゃないか
そんな風に思っている人です
どうぞよろしく
お願い申し上げます